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訃報 [代表から]


本研究会名誉会員の辻佐保子氏が、12月24日急逝されました。専門は初期キリスト教・ビザンティン美術史。中世スペイン美術にも深い興味を抱かれ、数多くの著作のなかには、スペインの写本挿絵や壁画に関わる論文を含む『中世写本の彩飾と挿絵』(1995年)、『ロマネスク美術とその周辺』(2007年)、またファクシミリ版『ベアトゥス黙示録註解 アローヨ写本』(日本語版監修・解説=2000年)(いずれも岩波書店)がありました。本研究会では、2006年4月に「Bagüésのロマネスク壁画」の講演をされました(会報第17号に要旨掲載)。長年にわたり、専門、領域を超えて、広く会員諸氏に貴重なご助言をくださいました。心から感謝を捧げ、謹んでご冥福をお祈りいたします。
2011年12月30日
スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会 代表 木下亮 / 運営委員長 安發和彰


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