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11/3 新・桃山展(10/14-)に合わせワークショップ [展覧会情報]

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本会会員の岡田裕成氏からのお知らせです。

来る10月14日より、九州国立博物館で「新・桃山展 大航海時代の日本美術」という展覧会が開催されます。私もカタログに論考を寄せるなど協力しています。

http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s49.html

永徳や等伯の名品が並ぶ大展覧会ですが、同時に、アジア・太平洋海域の美術の交通に注目したユニークな展示内容になっています。日本国外で制作された屏風(いわゆる「ビオンボ」)の重要作品も出品されます。
九博が去年購入したマカオ製と思しき「花鳥図屏風」も常設会場に展示されます(11/5まで)。この絵は購入のお手伝いをしましたが、実にユニークな作品です。なお展覧会は九博のみで巡回はありません。

これに合わせ、11月3日に「 桃山の日本とアジア・太平洋海域における美術の交通」と題する研究ワークショップを開催します。スペインから招聘するアルベルト・バエナ氏(サラマンカ大学)は、近年屏風の世界流通の研究で目覚しい成果を挙げている若手研究者です。遠方の行事ではありますが、プログラムを添付しますので、よろしければお運びください。

なお本展に展示される、ノアの大洪水を描いた屏風(メキシコ、ソウマヤ美術館蔵、マカオないしマニラ製?)についての番組が、10月末に日曜美術館で放送予定です。

(転載:広報委員伊藤)

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